2016年4月14・16日の熊本大地震、余震も収まらず、現地の方々の
悲しみやご不安を思うと、胸が痛みます。
「阿蘇神社」に関しても、大変残念なニュースが飛び込んできました。
国の重要文化財に指定されている阿蘇神社の2階建ての楼門が倒壊した。
柱は折れてつぶれ、屋根は大きく傾いた。拝殿や3カ所の神殿も損壊したという。
文・画像「朝日新聞デジタル」より
画像「時事ドットコム」より
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熊本県阿蘇市の「阿蘇神社」は弥生時代に建てられたとされる、
大変歴史のある神社です。
画像「4travel.jp」より
楼門は「日本三大楼門」の一つで、国の重要文化財でもあります。
画像「4travel.jp」より
■ご祭神:健磐龍命(たけいわたつのみこと)
他十一柱の神様
健磐龍命は、日本の最初の天皇、神武天皇の孫で、阿蘇の地を開拓された
神様とのこと。
■ご利益:厄除・健康・学業成就・縁結び他
画像「4travel.jp」より
夫婦和合の象徴として結婚式で歌われる、謡曲「高砂」と関連のある
「縁結びの松」、ご祭神健磐龍命が願いを込められて以降、神の石と
され手を触れた人の願いをかなえるという「願かけ石」があり、
パワースポットとしても注目を集めています。
画像「阿蘇阿蘇!ドットコム」より
また三月中旬頃行われる、神様の結婚式「火振り神事」は、
国の重要無形民族文化財とされ、多くの観光客が訪れます。
画像「九州旅ネット」より
桜の時期には、楼門が桜と共にライトアップされたりと、
荘厳でありながらも人々が和み親しむ、素晴らしい神社なのです。
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阿蘇神社の現在の状況を目にし、本当に言葉もありません。
これだけの歴史ある建造物を修復するには、技術はもちろん、
相当な資金も必要です。
関係者、地元の方々の日常生活が落ち着かれた頃には、ぜひ全国に
広く支援を募っていただき、人々の心の大切な拠り所の再建を、
微力ながらお手伝いできればと考えております。