放送日：2016年9月26日
テレビ朝日
羽鳥慎一モーニングショー
■紹介パワースポット：東京都・多武峯内藤神社
■参拝者：石原良純さん
朝の情報番組、「羽鳥慎一モーニングショー」内で、古地図を手に
都内とその近郊を中心に巡るコーナー、「良純未来図」が好評の
石原良純さん。
画像「慶應塾生新聞会」より
新宿近辺を歩く中立ち寄ったのが、「多武峯（とおのみね）
内藤神社」でした。
新宿御苑のすぐ隣に鎮座する、緑豊かな神社です。
江戸時代の初め頃、現在の新宿御苑の地に屋敷を構えていた
徳川の家臣、内藤清成により創建されました。
■ご祭神：藤原鎌足公
武甕槌命 経津主神 天兒屋根神 姫神 内藤家歴代祖霊
内藤家の祖先である藤原鎌足公と、藤原氏の氏神様、奈良県の
春日大社の神様四柱をお祀りしています。
藤原（中臣）鎌足は飛鳥時代、後の天智天皇となる中大兄皇子と
共に政治改革（大化の改新）を行った人物です。
死の直前に天智天皇より藤原姓を賜り、藤原氏の祖となっています。
苗字に「藤」の字が入るのは、藤原氏の流れを汲む家系が
多いことはよく知られた話です。
「多武峯内藤神社」といえば、境内にある「駿馬塚」。
新宿の町の成り立ちと深い関わりがあり、神社だけでなく歴史や
文化に興味を持つ人々の間でも有名な伝説があります。
江戸に来たばかりの頃、家臣の内藤清成と共に現在の新宿近辺を
訪れた徳川家康は、馬で駆けた土地を丸々与える旨清成に告げます。
清成が駆けたのは四谷から千駄ケ谷、代々木、大久保とかなりの
広範囲に渡りました。
現在の駅にざっと当てはめてみると、相当な広さです。
清成は約束通り広大な土地を得ることとなったのですが、馬は
残念ながら力尽き息絶えてしまいました。
その馬を供養し建てられたのが「駿馬塚」なのです。
社には清成の白馬の像も奉納されています。
普段は建物の中に入っていますが、お祭りの時など直接姿を見る
ことができる機会もあります。
画像「TEAM2020」より
「駿馬伝説」にあるような経緯で内藤家の敷地となった
東京ドーム約14個分の土地の一部が後に幕府に返上され、
新しい宿場＝新宿の誕生へとつながります。
ちなみに内藤家18代目当主のインタビュー記事によると、
この馬に纏わる話は実際の話ではなく、あくまで伝説だと
とらえていらっしゃるようです。
境内の稲荷神社には倉稲魂命の他八幡神、大国主神、市杵嶋姫神も
ご一緒に祀られています。
御社殿と鳥居を一直線上に眺めることのできる石段の両脇には
上がり藤の紋が、見上げると、立派な藤棚も設置されています。
初夏には美しい花が楽しめるのかもしれませんね。
■多武峯内藤神社
〒160-0014
東京都新宿区内藤町1-8
03-3351-1203
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