2019年1月15日、「東京のへそ」として知られる杉並区・大宮八幡宮で
「とんど焼き神事」に参加してきました。
「とんど焼き」とは
お正月に迎えた年神様をお送りする伝統的な火祭りです。
小正月の1月15日頃に行われ、「とんど焼き」「どんど焼き」「とんど祭り」「どんど祭り」等、呼び名は様々です。
お正月飾りや旧年の御守り、破魔矢などを燃やし、その火で焼いたお餅やお団子を食べ、無病息災や招福を願います。
大宮八幡宮「とんど焼き神事」の流れ
大宮八幡宮のとんど焼きは、正式には「古神矢古神札等焼納祭」といい、例年1月15日に境内にて行われます。
2019年は平日にもかかわらず、数百人の参拝者が火を取り囲んでいました。
神事開始前
境内中央に、初詣で参拝者が納めた旧年の破魔矢などが整然と積み上げられています。
一番上は神棚のようです。
神事開始
11:30、祭典が始まりました。
祭壇の前に神職の方や神社関係者、消防団の方が並び厳かに進行します。
火鑽(ひきり)神事
伊勢神宮でも行われている古い方法での火おこし。
なかなか火が着かず、神職の方も苦労されているようでした。
点火
大宮幼稚園の子ども達の歓声があがり、冬の冷たい空気の温度も一気に上がるのがとても印象的でした。
神事終了
12:25頃、55分間の神事が終了しました。
終了後も消防団の方が矢やお神札を火に投げ入れます。
当日設けられた納所に納めたものもお焚き上げされているようです。
「とんど焼き」後のお楽しみはコレ!
とんど焼きの後は、「厄除ぜんざい」が授与されます。
初穂料300円限定200食、神事終了直後から長い行列ができます。
神事終了から15分~20分ほど経っていたでしょうか、境内からだいぶ人が減り、新しく授与の列に加わる人も少なくなってきた頃並んだ状況で180番台後半。
最後尾あたりの方々にも全て行き渡ったようです。
とんど焼きの火でこんがりと焼いたお餅入りぜんざい。
神聖な火で調理した食物を口にする機会はなかなかありませんし、何より体がとても温まりますのでおすすめです。
■大宮八幡宮
〒168-8570
東京都杉並区大宮2-3-1
03-3311-0105
https://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/
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