大晦日に全国の神社で行われる「年越の大祓(としこしのおおはらえ)」。
人の形をした紙に自らの罪穢れを移し、大きな茅の輪(ちのわ)をくぐり、
半年間の罪穢れを祓い新たな年を迎えるための神事です。



2017年12月31日、「東京のへそ」として知られる杉並区・大宮八幡宮
年越の大祓に参列してきました。

 

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1. 氏名等の記入

002筆記台にある人形の紙(形代)が入った袋を取り、住所や名前、年齢を記入します。

袋には形代が複数枚入っているので、参列していない家族分を記入することも可能です。

 

 

 

2. 申し込み

003記入した形代と初穂料(1,000円~)を受付に渡すと、下記五点をいただけます。

形代(受付で最初に記入したものとは別の新しいもの)
切麻(きりぬさ/小さく切った紙と麻)
大祓詞(おおはらえことば/祝詞)が書かれた紙
首からかける紙
茅の輪御守

 

3. 茅の輪をくぐる列に並び、神事開始

004神職の方に合わせ、参列者も一緒に大祓詞を宣ります。

切麻を自身にかけて自己祓いをし、形代で身体をなで、息を三回吹きかけた後神職の方に預けます。

 

 

 

4. 茅の輪をくぐる

005神職の方を先頭に参列者が順に茅の輪を三回くぐりながら、「年越しの師走の祓する人は 延寿の春を招ぶといふなり」と歌を唱えます。
茅の輪くぐり」は、茅の輪の力により災厄を免れたという古い伝説に由来するものです。

その後社殿で「除夜祭並びに奉祝提灯献燈奉告祭」が行われます。
良い新年をお祈りするこの儀式には、氏子以外でも、何か神社に関連する組織に属していなくても参加できます

 

5. 神事終了

006式典終了後、お神酒をいただきました。
茅の輪くぐりの列はかなり長くなっていましたが、16時の神事開始から式典終了まで一時間半かからない程度です。

いただいた「茅の輪御守」は、家の出入りの度に心身が清められるため、玄関の高い所に置いておくのが良いそうです。

 

 

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ご社殿内での式典以外は当然屋外で進められ、参道の石畳の上はとても
冷えますので、足元から暖かい服装がおすすめです。

また、参拝者用のトイレは正参道脇にありますが、案内板の通りに進み
まず目に入る簡易トイレのもう少し奥に、常設のトイレがあります。
特に女性は、そちらの方が使いやすいかもしれません。

 

■大宮八幡宮
〒168-8570
東京都杉並区大宮2-3-1
03-3311-0105
http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/

 


 

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