6月末日、全国の神社で行われる「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」。
人の形をした紙に自らの罪穢れを移し、大きな茅の輪(ちのわ)をくぐり、
半年間の罪穢れを祓う神事です。
画像「大宮八幡宮」より
2016年6月30日、「東京のへそ」として知られる杉並区・大宮八幡宮で
夏越の大祓に参列してきました。
1. 受付
受付で人形の紙(形代)が入った袋をもらい、住所や名前、年齢を記入します。
袋には形代が複数枚入っているので、家族と同行していれば一緒に記入することもできます。
2. 申し込み
記入した形代と初穂料(1,000円~)を再度受付に渡すと、下記六点をいただけます。
・形代(受付で最初に記入したものとは別の新しいもの)
・切麻(きりぬさ/小さく切った紙と麻)
・大祓詞(おおはらえことば/祝詞)が書かれた紙
・首からかける紙
・茅の輪御守
・直会引換券(お団子と交換できます)
3. 茅の輪をくぐる列に並び、神事開始
切麻を自身にかけて自己祓いをし、形代で身体をなで、息を三回吹きかけた後神職の方に預けます。
4. 茅の輪をくぐる
「水無月の夏越の祓する人は ちとせの命のぶといふなり」
と歌を唱えながら、参列者が順に茅の輪を三回くぐります。
その後社殿で行われる「大祓神事修了奉告祭並に大祓詞等浄書奉納奉告祈願祭(大祓終了を神様にお伝えする式)」にも参加できます。
5. 神事終了
このお団子などの食べ物をいただくことは、直会(なおらい)といって、お祭りのあとに神様に捧げた食べ物を、神職や参列者がいただく重要な儀礼です。
大祓開始から終了まで、約一時間ほどです。
参列者が罪穢れを移した形代は、お焚き上げをした後、灰を川に流して
祓い清めるとのこと。
「形代流し神事」は阿賀野川にて行われるそうです。
ちなみに「茅の輪御守」は、家の出入りの度に心身が清められるため、玄関の
高い所にお祀りするのが良いそうですよ。
■大宮八幡宮 7月の行事
7月2日(土)・9日(土)17:00~
雅楽の夕べ~雅楽・神楽舞の奉奏~
7月7日(木)18:00~
七夕の神遊び(七夕祭)~技芸上達祈願祭・大宮八幡乞巧潜り神事~
7月24日(日)・25日(月)17:30~
大宮天神こどもまつり
(焼きそばやかき氷などの模擬店は16:30~)
■大宮八幡宮
〒168-8570
東京都杉並区大宮2-3-1
03-3311-0105
http://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/
大宮八幡は神前結婚式も素敵!