放送日:2016年6月4日
NHK総合 「ブラタモリ #40 伊勢神宮」
■紹介パワースポット:三重県・伊勢神宮(内宮)
■参拝者:タモリさん・近江友里恵アナ(NHK)
タモリさんが日本全国を“ぶらぶら”歩き、その土地の歴史や文化に
触れる人気番組「ブラタモリ」。
画像「ねとらぼ」より
番組史上最高視聴率・18%越えを叩き出したのは、まさに
頂点に相応しい「伊勢神宮」参拝の回でした。
画像「LAUGHY」より
「一度はお参りしなきゃいけない」と、過去にプライベートでも
参拝されていたというタモリさん。
お父様はかつて神主になりたかったといい、神社とは浅からぬ御縁を
お持ちのようです。
番組のテーマは、「人はなぜ、伊勢を目指すか」。
伊勢神宮には江戸時代から、全国より多くの人々が集まり、現在では
年間800万人もの参拝客が訪れます。
画像「Find Travel」より
■ご祭神:天照大御神(内宮) 豊受大御神(外宮)
■なぜ「伊勢神宮」は特別なの?
伊勢神宮には皇室の祖先となる「天照大御神」が祀られています。
日本書紀には天照大御神ご自身が、ご鎮座の場所として伊勢を
選ばれたとの記述もあり、伊勢神宮は、日本と、日本国民全てを
お守りくださる総氏神様といえるのです。
■「内宮」「外宮」って?
「内宮(ないくう)」は天照大御神をお祀りする皇大神宮のこと、
「外宮(げくう)」は食物・穀物の神様、豊受大御神を祀る
豊受大神宮のことです。
参拝はまず外宮、その後内宮へと行います。
■「式年遷宮」って?
最近では2013年に行われ話題になった、式年遷宮(しきねんせんぐう)。
20年に一度、御社殿を建て替え、ご神体をお移しします。
7世紀・持統天皇の頃より行われる伊勢神宮最大の神事です。
画像「ブラタモリ」より
案内役の伊勢神宮神職の方がされる説明も、通常伊勢神宮を題材にする
バラエティー番組にはない、「ブラタモリ」ならではのマニアックさです。
※番組内では内宮への参拝を取り上げています
■宇治橋は20年で8cmもすり減る!
鳥居をくぐりすぐに渡ることになる宇治橋も、式年遷宮同様20年に一度架け替えられます。
20年で橋を渡る人数は一億人ともいわれ、建造時20cmある橋の厚みも、架け替え時には12cmほどになるそうです。
画像「風景壁紙.com」より
■手を清める場所に注意
通常神社参拝前には手水舎で手を清めますが、伊勢神宮では、伊勢を流れる神聖な川、五十鈴川(いすずがわ)で清めるのが習わしとのこと。
画像「街画ガイド」より
■立地条件に注目
御正殿(本殿)は五十鈴川が削ってできた小高い土地に建っています。
「河岸段丘(かがんだんきゅう)」と呼ばれるその地形は水害に強く、いざという時も御正殿に被害が及ぶことはないそうです。
画像「おでかけするなら地形も楽しもう!浜名湖と天竜川の地形観察(後編)」より
■式年遷宮が20年に一度なのはなぜ?
伊勢神宮は、弥生時代に穀物を蓄えた倉庫、高床式倉庫をモデルにした「神明造(しんめいつくり)」とよばれる形式です。
材質(檜)や構造の関係上、湿気や虫を防ぐという目的が20年ほどで果たせなくなるため、そのサイクルに合わせているということです。
画像「コトバンク」より
■解体した木材は再利用
式年遷宮でご神体が新しい御正殿に移された後、古い御正殿は解体されます。
その際使われていた木材は、また新たに再利用されるそうです。
2013年までの御正殿に使われていた、高さ12mもの大きな檜の柱は、今現在鳥居になっています。
画像「伊勢志摩経済新聞」より
画像「伊勢市観光協会ホームページ」より
20年に一度式年遷宮を繰り返し、その度毎に参拝の気運も高まる。
常に若返り、新しい姿を見せる伊勢神宮に触れたいと願う気持ちが、
人々の足を伊勢へと向かわせる大きな要因の一つではとの結論でした。
ブラタモリでは、他にも人々が伊勢を目指す理由を、二回に分けて
特集するようです。
■伊勢神宮(内宮)
〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
0596-24-1111(神宮司庁)
http://www.isejingu.or.jp/index.html
オランド大統領宿泊→「志摩観光ホテル ザ ベイスイート」:一泊39,880円~
オバマ大統領宿泊→「志摩観光ホテル ザ クラシック」:一泊20,988円~
サミット後の方が落ち着けそう。
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