祭神 | 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、別称倉稲魂命 |
ご利益 | 五穀豊穣、商売繁盛 他 |
参拝形式 | 二拝二拍一拝 |
総本社 | 伏見稲荷大社【京都府京都市伏見区】 |
住所 | 東京都中野区弥生町2-19 |
中野区にある藤神稲荷神社は、古くから氷川神社の境外末社として鎮座しています。
創立年代等は不詳ですが、川島村の鬼門を守る神と伝えられ、氏子内外の篤い崇敬を集めていたとのことです。
戦前は夜店等が出て賑わっていましたが、昭和二十年五月帝都大空襲によって焼失してしまったため、あまり多くの石造物は残っていません。
東京都神社名鑑には下記のように書かれていました。
出典:東京都神社名鑑
・由緒
古くより川島村鎮座氷川神社の境外末社として鎮座し、創立年代等不詳であるが、稲荷神社と称して、付近住民たちの尊崇をあつめている。
昭和二十五年五月帝都大空襲により焼失した。
・戦後の歩み
昭和四十一年本殿を再建し、社務所を新築した。
現在の参集殿は、神明氷川神社の基金を以て、
昭和四十二年に再建されたとのことです。
また、参拝中にこの近辺に古くから住まわれているという、
80代ほどの老婦人とお話しをする機会がありました。
昔はもっと境内が広く、お祭りもそれはそれは賑わっていたそうです。
手洗い鉢は、明治四十四年奉納のものと、昭和九年奉納のものがあります。
神狐一対は、銅製で、台石には造立年等を記したと思われるプレートの跡があります。
背景に写っているのは藤棚。
大きな藤の木もあり、それが社名の由来になっています。
藤神稲荷神社では、境内改修事業の奉賛金を募集しているようです。
神社参集殿、社務所の建物が老朽化しているため、
境内の再構成を目的としているとのことです。
・期間:平成27年9月~平成28年12月
お問い合わせは、神明氷川神社社務所まで。
・神明氷川神社社務所 03(3381)7629