もしあなたが、知らない人に握手を求められる立場だとして考えてみてください。
Aさん「なんかよくわかんないけど、テレビに出てる人だって周りが言ってるから、握手してください」
Bさん「○○さん、いつもテレビや雑誌で見てます。先日の料理番組、面白かったです。握手してください」
どちらの人と握手したいと思いますか？
自分のことをよく見て、知ってくれている人の方を選びたいなと思いませんか？
神様もそれは同じです。
神社に訪れる前に、祀られているのがどんな神様か、ぜひ調べてから行きましょう。
神前結婚式や祈願行事の際、神主の祝詞に祈願者の住所や名前が入っていることがあります。
これには、神様にお祈りする人のことを礼儀正しくきちんと伝えようという意味、また日本には古くから「言霊」という、口に出した言葉に霊力が宿るという考え方がありますので、それに則ってのことだそうです。
「古事記」の中には、「実は神様からは、私たちの世界のことがあまりよく見えていないのでは？」と思われる記述があったりもします。
「今日は私○○が、ご挨拶にやってまいりました！」ということを、神様にお行儀よく、
そしてしっかりアピールするのは大切なことなのですね。
神社参拝の基本は、あくまで「神様に感謝を伝える」こと。
普段の人間関係も、お願いばかりの人は嫌われちゃいますね。
お願い事は謙虚な気持ちを忘れずに！
そして願い事が叶ったら、必ず御礼に参拝しましょう。より神様との結びつきが強まります。